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悪戯 いたずらっ子の少年は 寂しがりやの少年でした みんなの気を引きたくて いたずらを繰り返していました そうすればするほど 人は少年から離れてゆくというのに 愛情を知らずに育った少年は 愛され方を知らないのでした 羽根 真っ白い羽根が一枚 空からふわりと落ちてきた 見上げた空に鳥の姿はなく ただ 真っ青な空が広がるばかり 天からの使者の落とし物ではないか そう夢想しながら 掌に乗せた 風が羽根をさらってゆく ふわりふわりと舞い遊ぶ まるで 解き放たれたかのように まるで 自由を楽しむかのように 空の色 どんより灰色の重い空に 圧し潰されないよう 息を潜めて歩く 昔の空は青かったというのだ 遠い昔に死んでしまったというのだ 誰かあの空を吹き飛ばしてよ 僕に青い空を見せてよ モノクロームに塗り込められた街に 一筋でもいい 青を差してよ 罪 罪の意識が絶えず私を苛む 時折疼く古い傷痕は未だ消えず 永遠の眠りに就くことも許されぬこの身体で いつまで生き長らえれば赦されるのだろうか 帽子屋 調子外れな歌を歌いながら ほうら イカレ帽子屋のお出ましだ 甘い言葉で囁くのは ティー・パーティーへの誘い文句さ ほうら 君も行きたくなったろう? ようこそ、マッド・ティー・パーティーへ! 漆黒 漆黒の瞳に魅入られて 漆黒の髪に絡め取られた 見れば見る程底なしに暗く 広がる闇には抗えない 明けない夜 朝の来ない街に住み 甘い夢を見続ける せめて夢の中では 自由に躍っていたいから 明けない夜に目覚めて 来るはずのない朝を待ちながら 夢と現実の狭間で あてもなく彷徨ってる 不眠症 いくら待っても 睡魔の訪れない夜は 薬による仮初めの眠りで 自分を誤魔化す インソムニアの見る夢は 安らかなる眠りを求め 微睡みの海を泳ぎ 消え入りそうな声で嘆く 依存症 あなたがいなければ わたし 発狂してしまうの そばにいて離さないで ずっとあなたを感じていたい 冷たい朝 もう動かない君を抱いて寝た もう冷えきった君を抱いて寝た 僕が目覚めても 君の目は堅く閉じられたままで 狂ったように笑い続けた 冷たい首筋に口付けを 冷たい朝に鎮魂歌を 血塗れた足 血の海を泳ぐ悪夢 錆びた鉄の匂いが鼻を突く 飛び起きればそこは 血溜まりに佇むベッドの上 血溜まりを歩く少女 ぴちゃり ぴちゃりと 振り向いて嘲笑う 未だ醒めない悪夢に戦慄する 雨音 雨の地を叩く音が 古い記憶を呼び覚ます 目を閉じれば蘇る景色に 思いを馳せながら眠りについた 優しい雨音に抱かれて 遠い日の夢を見る もう二度と戻れない日々 大切さに気付くのが遅過ぎた 生存報告(…) # by vr_purewhite | 2005-01-11 00:00
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